自分の細胞で自分の毛髪を増やせる

近年、女性にも男性ホルモンに類似した成分の分泌作用により、男性型脱毛症(AGA)の症状のような薄毛が増えてきています。

 

AGAの治療法の一つに、患者の後頭部から皮膚を採取し、毛包単位に分離してから移植する自家単毛包移植術という手術方法が存在します。

 

毛包とは、毛髪を作り出す幹細胞を持つ皮膚器官のことです。

 

ただ、この手術はAGAにだけ適用されるということと、一部の頭皮を切除しなければならないということ、毛包が増えることはないので毛髪はそれ以上は増えないという課題がありました。

 

しかし、この課題を一掃する研究が行われています。

 

それは、患者の毛包から採取した幹細胞をコラーゲンゲルの中で高密度に再構成して、毛包のもととなる毛包原基を培養し、脱毛している頭皮に移植するというものです。

 

これは毛髪を再生させるばかりではなく、正常な毛髪と同様の周期で伸びますし、毛髪の数も増やすことができるという画期的な研究です。

 

ましてや自分の細胞ですから、髪質も髪の色も全く同じというわけです。

 

すでにマウスの実験では成功しているとのこと。2020年の実用化に向け、細胞培養技術や移植技術の確立や移植に向けた機器開発を進めているそうです。

 

近い将来、薄毛で悩む人がいない世の中になってくれることを期待します。

 

 

 

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